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里武士(りぶし)

行きつけのスキー場に、本格的エールを飲ませる店ができたとのうわさを聞きつけ、
先日早速行ってきたので、このページの賢明なる読者諸兄のみなさん(そんなの
いるのか?)にご報告させてもらいたい。

思えば ビールを飲ませるパブの本場、某国に3年間いたおいらであるが、
あほなことに どこでも飲める「ピルスナー」ばかりを注文し、あまり本場の「エール」は
飲まなかった。 某国を離れれば、エールはほとんど飲めなくなる。そのことを離れて
から気付いた馬鹿なおいらである。
ここ極東の島国では、いわゆる地ビールなどを飲むと「エール」タイプのものがある。

で、観光案内などによると、イギリス人の主人が 野沢を気に入ってすみつき、
自家製エールを飲ませる店を開いたとのこと。 うんうん。 これは行ってみなくては
なるまい。 ということで、 村内に宿をとった今回の機会に行ってみたわけだ。

宿で飯を食ってから 霙の降る中 出かけると、カウンターだけのシンプルで小さい
店は 半袖Tシャツのガイジンであふれかえっていた。
以前にも賢明なる読者諸兄にご報告させてもらったことがあるが、ガイジンというもの
いわゆる、春物・秋物的な服を持っていない。 夏はそれほど暑くもないのに 半袖。
で、ちょっと寒くなったら。いきなりその上に分厚いコートである。
今日も 霙の中 スキーウエアをはおってきて、それを店で脱いだら、半袖Tシャツって
わけだ。外はくそ寒いというのにだ。
まあそれはいい。

ガイジンをかき分け、カウンターに端に陣取り、奥さん(日本人)を捕まえ、
ちょっと迷って、値段もみて、「野沢温泉エール」 ハーフパイント \650 を頼む。
サイズはハーフ。 1パイントだと なんと 1200円の値付け。
自家製でコストはかかってるんだろうけど、某国では 1パイント3ポンドぐらい
だったからなあ。 せめて。ハーフ 450円ぐらいならいいのに。

カウンターの中の奥さんは、何やら取材を受けているようであった。
耳をダンボにして聞いていると、
記者 「どうして、白馬やニセコではなく野沢なんですか?」
という質問に対し。
奥さん「彼も私も野沢という土地が気に入って、ここを少しでも盛り上げたい」
などと答えている。
近くの半袖ガイジンが 途中で口をはさんでいるなー と思っていたら、そいつが、
Excuse me と言って、奥の醸造タンクのほうに消えていった。
半袖野郎の一人は ご主人であったようだ。

冬場はガイジンが来て、ビールをガンガン飲むであろう。 それはそれとして、
問題は 日本人のジジババしか来ない夏場であろう。 つまみを食わず 立ってひたすら、
ひたすらビールを飲むという某国スタイルで どこまでいけるのか。
まあ、なんとか スキー場を 盛り上げてほしいものである。

りぶしエール 小.jpg

次の日、ハーフサイズのビールに変に酔っ払ったのか、
頭が重くって、いつもスキー場では 山盛り2杯の朝ごはんを食べるおいらが、一杯しか食べられなかった
ことは、ここだけの秘密である。


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