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学生時代の想い出

先日、車を運転していたとき、HHDナビのメモリに録音されていた、80年代を代表する
といってもいいバンド A-HAの ベスト盤の 音が流れてきて、懐かしさのあまり、
学生時代のことを思い出してしまった。 A-HAの全盛期、ちょうどおいらは学生として
石川県近辺に住んでいた。
このページの賢明なる熱心な読者諸兄(そんなのいるのか?)には、いまさら説明する
までもないが、 A-HAというバンドは、「Take on Me」という曲で 全米1位メジャー
デビューを果たし、そのルックスもあって 一気に時代の寵児となったのであるが、
Take on me は 実は外部作曲家が手を入れた、彼らにとっては異質な感じの曲であり、
他の楽曲は、キーボード主体のエレクトリカルなサウンド+出身地北欧を思わせる、
抒情的なメロディ+エモーショナルなハイトーンボイスのヴォーカルという、アイドル
というよりは 玄人受け系の音だったのかもしれない。

そんな、A-HAの絶頂時は 日本でもすごい人気であり、大都市のみならず地方都市までも
ツアーに回ってきて、 その当時 貧乏学生の分際ながら 読●新聞を購読していたおいらは、
新聞拡販の兄ちゃんから A-HAのコンサートチケットをゲットしたのであった。
本当は2枚のはずが、兄ちゃんの手違いで3枚入っており、当時コピーバンドをして
いた 悪友Tに 「知り合いの女子を誘うように」と言っておいたのに、なぜか
知り合いの先輩(男)を誘い、結局 男3人で出かけることになったのは、
ここだけの秘密であるが、今となっては想い出の一部である。まあそれはいい。

会場は、石川県厚生年金会館。 中は 予想通り、95% 若い女子で満員である。 開園を
待つ間 おとなしかったのであったが、幕が開き、最初の曲(彼らのヒット曲の一つ)
Cry Wolf のイントロが流れ、次にスポットライトが ヴォーカルのモートンを暗闇から
映し出したところで、スイッチが入った。
耳をつんざく黄色い歓声で 屋根が吹っ飛ぶかと思うほどの盛り上がりである。
大音量の楽曲は聞こえるけど、MCは 歓声にかき消されて聞こえない。 最初から最後まで
大歓声、異様なまでの熱狂ぶりであった。

唯一、会場が少し落ち着いたのは、バラード曲 "Hunting High And Low" になった時、
モートンが、アーティストが自分のコンサートとかでよくやる、「会場に曲の一部を歌わ
せる」という奴をやらせたときである。

♪~High
There's no end to the lengths I'll go to
Hunting high and low
High
There's no end to lengths I'll go

おいら「なんとかーっ!」
この時、厚生年金会館を埋め尽くした約二千人が(地方会場なのでそれぐらい)
「今まで、1か月ぐらい みんなで合わせる練習をしてきたのではないか?」
と思われるほど、完璧なコーラスをしたのであった。
ここは ロンドンのウエンブリーではない、石川県である。
おいらも驚いたが、ステージ上の モートンとマグスは もっと驚いていたようだ。

やがて最後の曲となり、モートンが「last song うんぬん」といった。
当時 TOEIC推定300点のおいらでも、それぐらいはわかった。が、 周りの女子たちは、
さっき完璧なまでの英語コーラスを披露したにも関わらず、叫びっぱなし。
マグスが代わりに つたない日本語で「コレガ サイゴノ キョクデス」というと、
これまた 合わせたかのように一斉に 『えーーーーーっ!』

そんなことを、カーオーディオから流れる曲を聴きながら懐かしく思いだしていた
初冬の今日この頃である。

そんな彼らであるが、アイドル的人気が落ち着き、日本ではあまり聞かなくなったが、
2009年まで息長く活動を続けていたようだ。 たまにAmazonのレビューとかを流し見
してると 最近のアルバムが 結構 ファンに絶賛されていて 気になっていた。
今度、1枚、買ってみようかな。

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